「いろいろあるけど何選ぶ?」トークイベントが40名近く申込があったとのこと!嬉しいですね。。ご参加表明いただいたみなさまありがとうございます。好きにしゃべりますが、楽しくやりたいと思ってます。当日の15時まで参加受付してるそうなので興味ある人はぜひ来てください。

音大を卒業したばかりの人(楽器ができるというスキルを持った人)を石見地方で受け入れて音楽の仕事をしたり、まちづくりの参画してもらったりというプロジェクトを推進しているある企業から制作案件の依頼を受けて、まずはポートレート撮影を行った。

どんな心境で見知らぬ町に来たのか聞いたら思った以上にあっさりしていて「楽しそうだし、あまり難しいことは考えていない」という。これぞ若さだ!と言ってしまえばそれまでだけど、誘う側の大人が「この人について行ったらなんかおもしろそうだから」というのもポイントだったそうだ。いやまあたしかに重要な要素だ。「絶対東京ってわけでもないし」とも言う。

20代前半の彼女たちにとって「移住」とか「地方暮らし」とかそんな概念はほとんど感じてなさそうだし、「島根で暮らしている」という意識も実はほとんどないんじゃないかと思った。社会人と次のステージに突入したわけだけど、いろいろ経験してみようという寄り道的な要素もあると思う。そのバランス感覚がちょうどいいと思った。しがみつくように生きたらつらいし、楽しくないから続かない。

僕がフリーランスを胸をはっておすすめできるのはサラリーマンをしながらでもやれるからだ。退路を立つことで行動できる人もいると思うけど、3年くらい大した売り上げが立たなくても平気な人や、生活コストを極端に下げてもへっちゃらな若いうちならそれも可能だけど、サラリーマンの収入はひとまず捨てないほうがスタートしやすい。もうひとつのメリットは売り上げに必死にならなくてもいいという精神状態を保てることにある。売り上げがないことによる精神的不安は健常でいられなくなるから下手すると負のスパイラルに入りやすい。ほんとにお遊び的な仕事のスタートでいいと思う。真似事からはじめたり。大切なことは楽しいと思える状態を自分で作っていくことだ。フリーランスとか副業とかっていう言葉もどうでもいいかもね。「今よりもっと好きなように生きる」という概念のような。

とにかく副業やフリーランス的アクションをすることを心からおすすめする。「仕事!」とかまじめに考えないで遊びながらやるくらいの気持ち。自己啓発本やビジネス本も数冊読んだらもういいんじゃない?さっさと現場に出よう。よっぽど収穫がある。

プレステ転売ヤーがニュースになってたけど、ああいう仕事ってどうなんだろうな。それで儲かったとして嬉しいのかねぇとか個人的には思ったけど。「誰も喜ばないビジネス」って誰かが言ってたけどほんとそうだと思う。どうせやるなら目先のお金よりも自分のキャリアになりうるものを探したほうがいい。

稼げるかとか、成功できるのかを考えすぎるのはアタマが先行している状態で、どちらかというとそっちに寄るのではなく「これを仕事にできたら自分の人生最高なんじゃないか!?」くらい思えるものを見つけること。エモーショナルな気分になれたらいい。そしたら半分くらいその仕事はうまくいくんじゃないか?

儲かるからその仕事をやるというのは「経済振興型タイプ」で、僕みたいなことを言うやつは「ライフスタイル型タイプ」だよと昔コンサルティングをやっている人に言われたことがある。妙に納得したんだけど。