温泉津のWATOWAで開催している旅する料理人企画は順調に進んでいるように思ってます。友人の水月さんは日々料理をがんばっているし、オーナーの雅子さんも言わずもがな、めちゃくちゃ働いてる。僕も撮影を兼ねてちょくちょく通っているけど、温泉津にいる友人知人に会う機会も増えて、温泉津がこれまで以上に近く感じるようになった。

こういう素敵なハコがあって、企画に関わっていると、自分でも仕事以外になにかして遊びたくなってくる。最近会う人たちにはつい、「ここのところ仕事ばかりやってるわー。」とこぼしてしまうんだけど、なんというかガス抜きして違うことをしたくなる。仕事は全然嫌いじゃないし、とても大事なことだけど、趣味を含めてやりたいことはあってそういう時間を意図的に作っていく=インプットを増やしたり、違う脳ミソ使わないとね、と思うことはあって。

ということでWATOWAのキッチンをお借りして、ポップアップなバーをやらせていただくことになった。いや違う、「やりますよ!」とほぼ事後報告みたいな感じかな。名付けて「Totty’s」。自分の名前つけるんだから悪ノリもいいとこ。早速自分で告知画像を作ってひとりワクワクしている。ついでになんかテーマをもうけたくて、80’sでいこうと決めた。

 

 

 

このデザインを見て「あ!」と思った人は80年代のアメリカンなエンタメのフィーリングをご存知か、40歳以上かな(笑。

僕は80年代ものが好きで、例えば今回の企画を考えたときに真っ先に出てきたのが、1988年のトム・クルーズ主演の映画『カクテル』だった。ピンクとかブルーのネオンを見るといまだにちょっとワクワクしてしまう。

『カクテル』は80年代の青春ムービーで、今観るともちろん古めかしいんだけど、当時中学生だった僕はちょうど洋楽のロックやポップスを聴き始めた頃でとにかくこういう世界にドキドキさせられて、今だにそういうノスタルジーは自分の中に色濃く残っているし、普段やっている仕事も少なからずカラーが出ていると思う。L.Aを中心としたカルチャーシーンがあって、音楽で言えばモトリー・クルーの『Girls,Girls,Girls』とか、ガンズの『Appetite For Destruction』なんかを毎日聴いていたし、映画『グーニーズ』とか『スタンド・バイ・ミー』とか『Back To The Future』とか『今を生きる』とか本当に心に残っている作品は多い。そういう10代のときめきは一生消えることはないんだろうと思う。

、、というノスタルジックな話は当日に興味ある人とするとして、そういう自分がワクワクする源を「ネタ」にすると本当にこれからやることがおもしろく見えてくる。すでに当日が楽しみで、色々と仕入れをはじめてる。蔵庭のゆうがちゃんがキッチンに入ってくれるし、妻も遊びながらいてくれるからまあなんかあっても安心。彼女たちにカウンターで着てもらいたいTシャツも買ってしまった(笑。わかる人にはわかるTシャツデザインでね。

さてメニュー。カクテルは仮ネーム『ユノツスカイ』『ユノツポリタン』『ワトワパッシモ』の3種からスタート。今後『Totty’s』はレギュラー化を目論んでいて(笑、じょじょにラインナップを増やしていこうかなと妄想が止まらない。ビールはバドワイザー、ジャックダニエル(ハニー)のハイボール、寺田本家の極上の日本酒も用意しようかなと。おつまみはチップス&キスチョコとか、簡単なピザとかフライドポテトとかグリルウィンナーとかまずはライトなものからはじめます。いろんな人たちとできるだけ会話したいな。

とにかく自分の好きな世界でお届けしようと思ってます。すべてワンコインで、当日はカクテルシェイクしてお出しますよ!ぜひ80年代を醸し出すワンポイントをご用意のうえ、御来店ください(笑。

さ、友人たちに声をかけるとしよう。