In Diary

浜田市議会議員である三浦ひろきさんの2019年度版報告書を制作した。僕の知る限り、島根界隈でここまで年度内の議員レポートを作り上げている議員さんはいない。見てのとおり、具体的な活動指針を掲げて明確にしている。

耳障りのいい言葉だけを並べながら、なんとなく活動している風だと、結局何をしているのかわからなかったりする。「輝く町にしたい」みたいな言葉にはなんの効力もないことは皆わかっているはずだ。

活動の情報発信として、デザインのチカラどうのこうのとか言う人も多くはいない。今まではそれで問題なかったんだと思う。でも彼のような次世代の議員が「より明確に、活動や方針を伝えることは大事で、そこには”デザインのチカラ”が必要」と考え、表現し始めるとじわじわ業界内にボディブローのように効いていく気がするし、そこに期待したい。というかデザイナー業はそういうところがおもしろい。映像制作も全く一緒だ。ビジュアル要素含めた浜田市の広報誌づくりにも三浦さんは関わっているとのことで、2年経った今、明らかに市民からの反応が変わったことや手応えを感じ始めていると言っていた。こうやって「これだ」と思うことにひたむきにコツコツとできる人は多くはいないからむしろ目立ってくる。

かっこいい(と思える)グラフィックデザインが必要ということはつまり、「手に取りたい、見たくなる、読みたくなる、理解できる」という目的のためにある。これこそがデザインのチカラだ。デザイナーはそこに注力して日々制作に励んでいる。

議員に限らずの話だけど、これからの仕事をおもしろくしていくには本来の専門性に加えて、もうひとつの特技、個性や異業種の経験、いくつか趣味を持っていること、というような2つ以上の掛け合わせがあるとより強い個人になっていくと思う。そこに新しいクリエイティブが生まれるからだ。

そういう意味で三浦さんという人は好奇心が旺盛でいろんなことに興味を持つ方なので、議員としての活動や役割の中にこれまで積み上げてきたたくさんのエクスペリエンスが自ずと反映されていくんだろう。そうでなければワンパターンな考え、アクションにしかならなくなり、結果「輝く町にしたい」みたいな話しかできなくなる。

報告書は紙版として数千部仕上がる予定だけど、遠方の方向けにウェブ版もこちらにアップさせてもらってるので興味のある方はぜひどうぞ。

彼はきっと、これを手に持って町中を駆け回るんだろう。

 

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