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先日、浜田のレストランFathersが1周年を迎え、蔵庭とコラボしてスペシャルなイベントを行った。(僕はなんにもしていないけど!)こうすけ君のスペシャルバーガーと妻のベジ料理の特別プレートだ。使ったトマトは先週ロケに行った先の農家さんのものを使わせてもらった。(甘くて美味しいという声をいただいた。)久しぶりにワインを飲んだ。

三浦さんが主宰する島根美食倶楽部に集う友人たちもいて穏やかな休日を楽しんだ。息子は夕方ふてくされて大変だったけど。だらだら飲む時間は忙しい世代の人たちにすればちょっと息の抜ける贅沢な時間だ。弥栄でジビエ業を営んでいる浜ちゃんもこの日はおいしい猪肉を焼いてくれた。Fathersの山の上から絶妙な夕暮れの光が差し込んできて、こうなってくるとチルDJとか生バンドがあったら最高だなーと思った。「誰かBluetoothのスピーカー持ってる?」と言わずにいられなかった(笑。

それにしてももう1年か。お互い飲食業としてがんばっていこう。

 

雨がサラサラ降る日に松江の造園会社に取材に行ってきた。来春発行予定のタブロイド版のオーダーを受けている件だ。ずっとやりたかった会長のインタビューを行った。会社のことはもちろん聞くんだけど、庭づくりの創造性や庭師そのものの歴史といったアウトラインを知りたかった。今知る限り、こういうことをきちんと話せる方は会長をおいて他にいない。ちなみに庭師の歴史は鎌倉・平安まで遡り、寺からはじまったとされる。そしてやはり京都には全国から優秀な庭師が集まるという。日本が誇る美的文化のひとつとしてここにはおもしろい話がたくさんある。

千利休は日本の茶道の源流を作った安土桃山時代の茶人として誰もが知る人物である。  千利休の設計した「妙喜庵待庵(みょうきあんたいあん)」という有名な茶室があるが、ここは草庵茶室と呼ばれていて、茅葺きや藁葺などの屋根で外観の豪華さを極力無くし、あえて慎ましい世界観をもった建物のことを言う。広さはなんとたったの2帖である。

こういう「簡素さの中に宿る美」というものを大切にする心がここから生まれたのかどうかはわからないけれど、こういう話をする中で「造園」ならぬ「庭道」のようなアティテュードに触れることができて、聞きながらぞくっとした。知的好奇心は大人になればなるほど広がっていくものなのか?会長の手がける庭デザインが好きだ。簡素の中に宿る美を描いているように感じるから。

編集や構成、デザインや紙面タイトルまでほぼ100%任されてしまっていることもあるので今「庭師」の勉強もしている。それは文化的な日本の歴史の学びと言っていい。

 

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