In Diary

温泉津の日祖にできたゲストハウスプロジェクト、HÏSOMにフィンランドから「レジデンシー」を活用したフィンランド人が2名やってきた。ヘルシンキで有名なシェフとコンテンポラリーセラミックアーティストだ。ともに日本ははじめて。

クリエイター業やアーティスト業を専門とするフィンランド人が例えばフィンランド大使館の公募を通じて日本各地の「クリエイターにきて欲しい場所や人」の元へやってきてそこに1ヶ月とか2ヶ月間滞在し、創作活動をしながら地域とのコミュニケーションをはかるもの、というのが簡単な説明で、つまりクリエイティブ活動=実際にその場で創作・制作活動をし、作品なりを残すことで地域に与えるインパクトはあって、そういう取り組みによって地域や社会をよりよくするとという狙いがある。今年は日本とフィンランドの国交100周年ということもあって、大使館側も前向きに取り組んでくれているようだ、と聞いた。

日本人にとって北欧は最も遠い国のひとつであり、社会全体が豊かで気品があって、シンプルだけどカラフルでおしゃれで…とかなりいいイメージが持たれている。実際そのとおりで豊かな社会構造がつくられている。本棚にあるTRANSITの北欧特集は今も大切に保管していて時折読み返している。

HÏSOMというか温泉津、というか石見、というか島根みたいなエリアに向けて、こういう国にはこんなライフスタイルがあるんだよ、ということをゲストハウスから発信するというコンセプトはおもしろいと思う。じわじわ伝わるかあっさりスルーされるかみたいなところはあるにせよ、メッセージを作らないことにはとことんスルーされるものなので山陰の名もなき町の限界集落に一泊50,000円(一棟貸しスタイル)のゲストハウスを立てたんだから実験的、かつ際立ったコンセプトを持った方が取り組む意義はあるというものだろう。

でもそれは来たことを喜ぶだけではなく、我々迎える側もそれなりに学び、彼らと対等に交流できるコミュ力も持ち合わせなければフェアな関係ではない。ここは日本が他のアジア各国と差をつけられているいわゆる国際感覚だろうと思う。

温泉津の居酒屋で彼らを迎え入れるウェルカムパーティがあって参加してきた。彼らの隣に座ったので今年の2月にフィンランドに行ってきたこと、小さなレストランで食べたビュッフェが忘れられない味だったこと、セントラル図書館「Oodi」がめちゃくちゃ素晴らしい場所だったこと、街ゆく人々の気品が一体どこからきたものなのかを知りたいこと、特に中学校の教育に興味があること、真冬のサウナ(シープール:海の中にあるプール)がいい思い出になったこと、など一生懸命伝えた(笑。

散々話したあとに「…というかなんで、その時期にフィンランドに行ったの?来るなら春から夏がベストなのに!」と大笑いされたよね(笑。

彼らは数週間の滞在。時間の合間をみて写真を撮りに行くつもり。それといよいよHÏSOMのコンセプトブックが完成予定。素晴らしい仕上がりになりそうでお知らせが楽しみ。

 

 

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