In Diary

江津市から制作と運営を委託されているウェブサイトGOGOTSU!のインタビュー取材をしに江津市では圧倒的な知名度と存在感がある某建設会社の社長のところに行ってきた。

当初、こちらに取材をと言われた時は大変失礼ながら建設会社のインタビューで一体どんな話が聞けるのだろうと思ってしまったのだが、事前にあれこれ調べさせてもらうといかに江津の発展と地域づくりに寄与してきたかを知った。創業は昭和3年である。それから70年が経過し、時代とともにこの江津(当時は桜江町)を見守り続けた立派な企業で「ただの建設会社」ではないことがよくわかった。その上でのインタビューである。「これはいろんな話が聞けるぞ」と確信した。

聞きたいことや聞くべきことはそれなりに用意してのぞんだが、やはりそのとおりの内容で俯瞰的にこの小さな町を見ているし、より現実的に課題と向き合っている。この小さな町では建設業は建設業だけを、ということにはなかなかさせてもらえない。させてもらえないと書いたけれど、つまり社長自身が「町のことを放ってはおけない」という気持ちになるのだ。そこから町に対して協力や支援の姿勢が生まれている。実際、本業を差し置いてやっていることがたくさんある。(こういうところが実に地方都市らしいと僕も思うようになってきた。)

建設業や不動産業はある意味、違う視点で町を見ることができるのだろうと思う。どんな人がどこに住み、どんな暮らしがあるのかを間近で見て理解することもできるだろうし、公共事業では税金の動きがよくわかると同時に道路をはじめとする生活インフラの問題、課題がよく見える。感覚ではなく、目で見えることが多い。関わる組織や団体、企業も多い分、町の表情がより一層リアルに感じることができるのだろう。第一に市民の声がよく聞こえる場所に身を置いているのだ。僕のように「好きなことだけ、好きな人とだけ」というタイプの人間には全く見えない世界が見えているはずだ。

山陰道ひとつとっても江津(というより石見全域)がいかによその町に比べて遅れているか、また市民が声をあげないことがいかにもったいないことかを冷静に分析していて、ああたしかにと思わせてもらう言説がいくつもあった。こういう意識はたしかに市民も持つべき感覚なのだろう。社長の言葉を借りるならば「石見の人は大人しい」「いい人過ぎる」のだ。

これまでの記事とはちょっとちがう視点で江津を伝えられるのではないかと思う。

「地域のために」と言って仕事をしている人は少なからずいるが、耳障りのいい言葉だけでなく、実践してカタチを作っている人がいう言葉はやはり違う。そういう意味で多くの人に読んでもらえる記事にしたい。編集がんばります。

 

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