In Diary

ある女性に「うちの息子が大学を卒業するんだけど、やりたい仕事が見つけられないみたい。親としてどんなアドバイスがあるかな?」という話をされた。

40代が「不惑」なら30代までは大いに惑わされてよいのだろうし、ましてや20代、やりたい仕事があってまっしぐらというのはそれはそれで素敵だけど、なくてもなんら不思議ではないと今の僕はそう答える。時代はどんどん変わっていくわけだし明確なビジョンなんてなくていいんじゃないの?と20代の若者を見て40代の僕は思うのだ。

経験させてあげることが大事、とは今や誰もが言っているが、失敗も含めてすべて経験でそれは前向きに生きていく限りすべて自分の財産になる。おもしろい人と言われる人はこの財産をたくさん持っている人だ。僕も同じ親として息子にはできるだけの経験をさせてあげたいと常に思っている。ま、彼の進路をジャッジする時期になったときにどこまで冷静に接することができるかはわからないけれど(笑。

やっかいなのは人の目(評価)を気にして自分の道を見つけようとするマインドだ。「これをやったら変に思われるんじゃないか」というやつ。これはもしかしたら田舎のほうが強いかもしれない。自分が住む町と周辺にある常識に囚われる人は多い。あのブレーキは本当にやっかいだ。

成功や失敗について人の評価を気にせずもっと自分のために生きればいいと思うけど「それができたら苦労しない」とやはり悩む人はいる。人の目を気にしなくなった時点で人生は大きく変わるのに。そういう意味では起業はいい。すべて自分の責任だから。人のせいにできないし、依存できない。そのリターンとしての自由がある。

この女性が「(人生の経験値を上げるために)カジノででも働いてみたらいいじゃんって思うのよ。笑」と言っていたのは面白かった。そういう価値観で語れる親なら問題ないなーとも思った。

今横浜のカジノ誘致問題で「市民の7割が反対」とかニュースになっているけど相変わらず「カジノ=ギャンブル=悪=治安が悪くなる」というステレオタイプが圧倒的に多いことを証明したことになる。そういう固定観念を一度置いておいて「IR(統合型リゾート)」について一冊でも本を読んでみたらいいと思う。多分固定観念が覆されると思う。(僕は覆された。)

こういうところは日本は本当に保守だ。新しいことをなかなか取り入れることができない。(石原元都知事は20年前に「お台場カジノ」を提案していたけど。)他にも、マリファナとヘンプが一緒に語られて芸能人がドラッグで捕まったみたいなニュースしか知らない人は世界の産業大麻や医療大麻、今カンナビスがどういうことになっているかなんて知る由もないだろう。

IRで国が経済成長したり、大麻が国家レベルで解禁になるなんてひと昔前では考えられなかった。世界のどこかで常識は変わっていくから僕らも固定観念を捨てて時代にアジャストしていく。こんな楽しい未来がある時代なんだから「やりたい仕事が見つけられない」なんて全くマイナスではないし、これから出会うと考えれば楽しいものだ。悩むことではない。親が悩んでいて当事者は全く悩んでいないなんてこともある。

若い頃に遊びの達人みたいな人に出会うと嬉しくて、景色が変わるものだ。キラキラする。それが若さだと思う。どんどん外へ出かけよう、遊びましょうよ、みたいな話をした。

誰でも振り返れば「あちゃー」みたいな過去があるんじゃないかと思う。僕の大学卒業時なんて目も当てられないくらい適当で、自惚れていたし、その結果20代中盤でその鼻をへし折られた。でもそれは活力エンジンになる。ここから変わっていける。何かをはじめるのに遅いことはないという言葉には勇気をもらった。

人はいくつになっても変われる。ただし、自分に嘘をつかず、素直に正直に生きるとさえ思っていれば。

 

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