In Diary

温泉津でプロジェクトのミーティングあった。湯るりというゲストハウスを営んでいる雅子さんが温泉津内で新たにゲストハウスを立ち上げようと企画し、昨年秋からメンバーが集まり、僕もコミットしている。

GWの温泉津はこれまたかつてないほど観光客がごった返し、温泉街は大渋滞、旅館には予約が殺到、神楽公演は人が入りきれないほどだったという。嬉しい意味でのキャパシティオーバー。どれほど大変な日々だったかは容易に想像がつく。雅子さんもクタクタになるほど働いていたそうだ。蔵庭だってこんな10連休が毎年あったらと考えるとちょっとこわくなる。

日常に戻った9号線を走るといつもの石見リズムに妙に安心してしまう。

物理的キャパシティはそうそう変えることができないから「とにかく人を呼ぼう」という趣旨の観光作戦はこの土地には最適だとは思わない。適度に人がいる、くるというサイズ感が適当だと思うし、願わくばやっていることの質が向上していってこの土地で暮らしている人たちのモチベーションになればいいし、それ相応の経済効果がもたらされたらいいんだろう。

TRAVELLINGにバルセロナの観光事情を少し書いてるけど、160万人の街に年間1,500万人も観光客が訪れるだなんて信じられない。毎日観光客だらけの街に住んだ人にしかわからないことはきっとあるんだろう。1万6千人の街に年間150万人も来たら生態系が変わるよ。

島根東部の何人かの友人たちがJALの機内誌にのった蔵庭を見つけてわざわざメッセージをくれた。「よくこんな辺鄙なところを見つけてくれたよ。とっても嬉しかった。」ということを返信した。

大事なものを気持ちを込めて発信していくとまわりの環境がみるみる変わっていくことをここ数年くらいに度々体感している。僕は辺鄙なところで自分のリズムで好きに暮らすことにしかハピネスを感じていないから好んでこういうライフスタイルにしているけれど、好きでいられない環境で暮らし、ストレスを抱えるだなんて考えられない。

でも、こういう「いやでいやでたまらない」と思えることは実は強力な行動のエンジンになる。脱却するための強力なエンジン。行動するには動機が必要だ。

だからいやでいやでたまらないものを持っている人は大きく変われる可能性があるんだと僕は思っている。いやなことはよい方向へ向かうガソリンになる。

温泉津の海が穏やかで綺麗。

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