In Diary

1月の25日、26日にフィンランド最大級の教育プログラムイベントEduca 2019が開催されていた。完全にリサーチミスだった。ベルギーと日程を前後すればよかったと自分を呪いたくなった。ここでいくつものプログラムや誰かの話、実践現場の空気感をそれなりには感じることはできたのだろう。2020年のEducaの日程はすでに発表されている。やはり1月に開催される。

フィンランドは国をあげて教育分野に投資し、それらに準拠したスタートアップもたくさん登場している。「フィンランド式教育」をフランチャイズして同等のクオリティを展開できる「先生」を認定し、世界展開している企業もある。

フィンランドの教育に関心がある教育関係者は世界的にも多く、この国にとって「教育」は最大のビジネスポテンシャルを持っている。日本語ガイド付きの教育現場の視察ツアーはそれなりの金額になるが、いくつものプランがあるほど活況だ。

教育現場にあるものはこれまでに何か見たこともない、最新鋭の施設があるわけでもなく、自由に答えを発想させ、想像力を膨らませてあげる雰囲気を作るところが本質にあるように思う。あれだめこれだめ教育ではなく、統制と真逆に位置するような。そんな手伝いをしてあげる教師のレベルが高いことが何よりも特徴で、世界中からハンティングし、最高の教師を見つける投資価値はここにあるはずだ。教育レベルであると同時に人間力のようなものだ。

関わる教師によって取り組む科目への興味が大きく変わることは大人になった私たちの誰もが経験済みではないか。「好きな先生が見つかる」とその科目の成績は自然と上がるのだ。

こういう教育的価値観が長い間、根底で「シェア」されていることがフィンランドの強みであり、すなわち簡単に真似ることはできない。さらには「教育こそが国をつくる」という絶対的なコンセプトを揺らがずに持ち続けているのだろう。

フィンランドの街を歩いていると今回来たスペイン、フランス、ベルギーと明らかに違う空気を感じる。何だろうと考えたけれど、多分、人が持っている「佇まい」だ。センスとか品格のようなもの。こういう、人がもつ雰囲気そのものが北欧のイメージを作っている。みなさんちょっとクールだけど。

 

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