In Diary

妻が東京の友人と上原のビストロに行ってきたそうで美味しかった上に相当楽しかったらしい。

必ずしもおしゃれでスタイリッシュであることがいいわけではなく、適度に抜けた感があることや雑多感、いい意味で適当な盛り付け、だけど絶対に期待を裏切らないナチュレのプチ高級なワイン、みたいな絶妙なバランス感がいいんだよねーという価値観は夫婦で一致している。「これってセンスだよね。」とひとくくりで語ってしまうと実に楽なんだけど、こういう感覚をおぼえることは東京にいるメリットだし、普段は島根にいるからこそ刺激的だ。

って僕はこの店に行ったわけではないけど、妻が言いたいニュアンスはよーくわかる。

もうひとつはスタッフの魅力。味が決定的であることはその店を語る上でもちろんなんだけど、スタッフの雰囲気が内装と合わせて店の世界をつくるのは誰でも肌感覚でわかるだろう。「サービスなんかどうでもいい。味がすべてだ。」というグルメ家もいるけど、僕はもう少し心地よい空間を包み込むものの正体に注目したい。

絶妙な気配りとかさりげないアイコンタクトとかちょっとした笑顔とか、気のきいた会話とか全然狙っていないのにそういう「空気のサービス」ができる人は接客やサービス業が天職だと思う。僕には到底できない立ち居振る舞いだ。だからこそ気分良くさせてもらえるのだ。上原にはこういうセンスのお店が少なくない。

世界的にも東京には美味しいものがあるとよく聞くほどレベルは高いらしいし、実際そうなんだろうなと思わせてくれる。レベルはどんどん高くなり、飲食激戦区は東京のそこら中にある。海外の有名なレストランで修行した人がそれなりの価格設定でひっそりと小さい街に店を出し、敏感な人はキャッチアップしている。

だからこそ「空気づくり」がこれからのサービスに欠かせない「商品」だと思う。

 

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