In Diary

島根はずっと曇り空が続いている。空調なしの蔵オフィスでの仕事を考えると猛暑はもう懲り懲りなので、当たり前だけど肌寒いくらいが仕事がはかどる。

先週は一週間まさに蔵に缶詰になった。全部SNSメッセージとメールのやりとりなので家族以外あまり会話もしていないくらいだ。いや、結構悪くないのだよ、こういう時間は。

おかげで集中力がとても上がったように感じた。締め切りと今週末の連休の遊びまでに仕事を落ち着かせたいこともあって一気にやりきった。庭の草刈りはすっかり久しぶりだったけどまさにデジタルデトックス状態で、草木の匂いが心地よいと思ったくらいだ。

久しぶりに熱量のあるクライアントの制作仕事をした。映像編集もグラフィック関係もディレクションの細かい指示が多く、「うぅ」となりつつも、「絶対喜ばせてやるっ。」というエネルギーに変換されて、無事に納品を終えた。たしかに、細やかなディレクションがあるおかげで成果物は確実によくなっているのである。

この件は島根の観光ブランディングのひとつで、今後プロモーションの効果とプロジェクトの成果が割と早い段階で見えてくると思う。何よりのゴールとプライオリティはプロジェクトの成功である。そうでないと僕のギャラや仕事は本当の意味では報われない。

こういう言い方はどうかと思うけど、東京のクライアントである今回のA社のような熱量を感じる企業はあまり島根ではお目にかからない。一言でいえばやさしいというかそこまで追求してこない。ほぼこちらの提案で通ってしまうことが少なくない。

フリーランスとしてこれに慣れると結構やばいと思う。競争力がなくなるし、その環境に慣れて自分の基準値も高くはなっていかなくなる。油断してゆるくなるのは実に簡単だ。最低最悪なのは「自分はうまくできている」と思って天狗になることだ。

そういう意味では島根だけの仕事だけになっていくのは僕の場合、よろしくないかもしれないと思うようになってきた。刺激とともにたまに戒めていかないとほんとにゆるくなってしまう。ちょっと厳しいくらいの都市部のクリエイティブにもまれていかないと自分のスキルも向上しないと思った。

電磁波を浴びすぎていることもあって(?)体調はベストではないけれど、これからの山陰の海は波が立ち始めるのでサーフを心待ちにしている。9月後半は遊ぶ時間をいっぱいつくるのだ。

 

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