In Diary

自宅がある八王子と川崎市麻生区周辺をゆるーく10年近く行き来している。連日走っていて視覚的にも明らかにこのエリア一帯の人口が増えていると感じた。まあ、世の中夏休みなのだけど。

ちょっと調べたら2016年のデータで、多摩区は約21万人(2011年に比べて0.2%増)、僕が住んでいた麻生区は約17万人(3.3%増)。川崎市全体で言えば京都よりも人口が多くなっていて今や全国第7位だそうだ。たった数パーセントでも数千人。ファミリー層中心の郊外は車必須だから渋滞だって慢性化する。ちなみに川崎市の人口ピークは2030年で160万人にせまる勢い。その後、高齢化の波で減少へと転じると予想されている。あと10年は増え続けるんだって。僕が住んでいたのがまさに2011年頃だから数千人増えている。どうりで。

そういえば春のベジ&フォークのときに「お客さんの雰囲気がちょっと変わった」と言ってた人がいたけど、こういう影響もあるのかもしれないよね。

小田急線も東急東横も次々と都市開発を進めているけど、その理由の中にはきっと人口増加対策も含まれているに違いないと勝手に思っている。道路や鉄道インフラを再整備しないと処理できないのだろう。そんなこんなで沿線の小さな街にジェントリフィケーション(都市再編現象による高級化)が起きている。そういうタイミングで若い世代を中心に他の街への移動が始まるのは歴史が教えてくれるところだけど、次にホットな場所はどこになるんだろう。高級化や混雑を嫌う人が郊外、さらには地方へ移動したくなるメカニズムはうなづけるし、僕もその一人だ。

結婚して都内から出て麻生区のニュータウンにマンションを買い、その場所でベジ&フォークをはじめつつ、自分と家族にライフシフトがやってきて結局マンションを売却し、八王子に少しだけ戻ってその後、島根に移住した。今も麻生区あたりでやっている仕事があるし、人間付き合いもあって思い入れがあるエリアであることに違いはない。

今は島根暮らしが快適で、その理由は好きなだけ仕事があってほどよい人間関係の中で自由に暮らせているからだけど、一方で都市部のメリットは地理的アクセス以外に子どもの教育の選択肢だと思う。僕は大自然の中で子どもを育てるって最高!ということにあまり確信を持っていないのだけど(笑、その分、選択肢を親が与えてあげる必要性と責任はそれなりに感じている。一年に最低一ヶ月の海外の旅なんて安いものだ。それくらいしないと田舎暮らしと都会暮らしのトレードオフにはならない。…とえらそうに書きながら自己肯定し、来年の1月に旅にでかけるのです。

家族のあり方の未来はどうなるんだろう。社会的にももっと色々大きく変わっていくはずで、となると家族や個人のあり方も常に流動的だと考えておきたい。天災もある。この先どうなっていくだろう、という問いが自分と家族をおもしろくさせてくれる。息子の存在がありがたいとすら思う。

多摩丘陵の数百世帯が暮らす大規模マンションをフロントガラス越しに見ながらたった数千人規模の小さな町で暮らしている今の僕にとってはそんなことを考える東京滞在だ。

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