In Diary

出雲にある出西窯のウェブサイトのリニューアルやタブロイド紙などの制作を手掛けているSMLの宇野さんに会いに中目黒のオフィスに伺った。

今年の2月末に納品した出西の映像作品の続編を作らせてもらうことになっていて、どこかのタイミングで一度ご挨拶したかったんだけど、なかなか時間が合わなかった。今回「ようやく会えましたね。」という感じだ。

イケてるオフィスに数々の民藝の品が展示されている。出西窯の展示会も近いうち行われるらしい。次回作はもちろんベーカリーショップを伝える映像ではあるんだけど、出西窯が提案する出雲地域の暮らしに焦点をあてるものでもいいのでは、という話になった。

民藝は美術品ではなくもっと日常的であり、日常にある暮らしの美だ。そういうものを取り入れることで得られる日々の豊かさに価値があるんじゃないか、と考えられる概念だ。(僕の解釈だけど。)

こういう概念を器を通じて表現していく、ということが出西窯では日々行われている。ベーカリーショップができたのもパン屋さんをやるということだけが目的ではない。こういう後ろにある文脈を映像コンテンツとして残し、伝えていく。当初のイメージよりももう少し広義的なものを作る必要がありそうだよね、みたいな話をして宇野さんと通じ合った気がした。こういう共感は僕の仕事を大きく左右する。そして個人的にはこういう制作はやる意義を特別感じるし、とても熱が入る。

蔵にあるターンテーブルの話になってお互いに音楽好きだということがわかってひとしきり盛り上がった。蔵で音楽パーティをする計画になるのだが、音楽は年齢や職業などの属性をこえて通じ合うことができる強力なコミュニケーションツールだ。好きなジャンルやアーティスト、行っていたライブハウスやクラブに共通項を見いだすことができればそれでもう人間関係は成立する。世代が一緒なのもまたよかったし、「やっぱ会うって大事すね。」と言われて笑い合った。ああ、石見で音楽好きが集まる小さな音楽パーティやりたいわ。

夜は益田工房の東京オフィスの大石さんとBARで合流した。益田工房も案件をたくさん抱えていて大忙しな様子だ。急ではあったが、制作案件が飛んできたので受けることになった。僕の制作受注は大きく2つあってクライアント直案件と代理店やプロデューサーから依頼を受けるかのどちらかだ。お酒の席で仕事を受ける機会は少なくないが、プロデューサー方々との信頼関係の上で僕は成り立っている。

いいプロデューサーほど仕事の話はほどほどにしてスイッチを切り、酒の時間を楽しむのだ。

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